EMS(再生エネルギー)
Energy Management System
- 電気料金のしくみ -
電圧の種別には、特別高圧と高圧、低圧の3種の区別があります。3種の区別の違いは下表の通りです。
特別高圧は、交流電圧が7,000Vを超えるものであり、大規模工場などの大型施設で利用されています。
高圧は、交流電圧が600Vを超えて7,000V以下のものであり、敷地内にキュービクルを設置し受電します。
契約電力が50kW以上なので、中小の企業や工場、商業施設で利用されています。
低圧は、交流電圧が600V以下のものであり、契約電力が50kW未満なので、一般家庭や小規模店舗で利用されています。
弊社の省エネ・節電システム「Ai-Glies」は、高圧契約以上のお客様に導入可能です。
例えば、高圧(契約電力が500kW未満)のお客様の電気料金は、下記のような式で表されます。
電気料金は、基本料金と1か月あたりの使用電力量でほぼ決まります。
基本料金は、当月を含む過去1年間の最大デマンド値が契約電力となり、その契約電力に料金単価と力率を掛けたものです。
最大デマンド値は、過去1年間の内で30分間の電力平均値(デマンド値)の最大値となります。
※詳細は、経済産業省 資源エネルギー庁のホームページをご覧ください。
電気料金の削減は、最大デマンド値の低減や使用電力量の低減で可能となります。
- Ai-Gliesとは -
  • 空調に特化した次世代の省エネ・節電システム『Ai-Glies』は、オフィスビルの消費電力の中で多くを占める業務用エアコンなどの「空調機器」をピンポイントで制御することで、基本料金と使用量料金の削減を行うシステムです。

    さらに、導入時の施工面においても従来の有線型に比べ、無線+ソーラー給電を採用しているため、施工費が抑えられ、低価格で導入できます。
    また、IoTを駆使した細かい空調制御を自動で行うことで、室内空間を快適に保ち、
    従来のデマンド監視装置からの更新にも適しています。

    使用電力量を削減することにより、発電時のCO₂削減につながりSDGsへの取り組みへと繋がります。
- Ai-Gliesの導入効果 -
  • 室外機制御でのエアコンの省エネによる
    電気料金やCO₂の削減
    • 業務用エアコン等の室外機に制御器を設置し、気候に合わせて約3分間の送風運転を交えた省エネ運転を行います。
      ※一般的に停止ではなく約3分間の送風を交えると、室温を変化させづらいと言われています。
    • 制御器はソーラー給電に対応しているため、配線が不要となり工事費の抑制が可能です。
    • 安定した省エネ(電気料金やCO₂の削減)効果が期待できます。
  • 季節・気候に合わせた
    キメ細かい自動制御
    • 省エネに加え、外気温と湿度を測ることにより、季節・気候に合わせたキメ細かい制御を行います。
    • クラウドでデータを管理(自動制御)することにより、お客様自身のPCから設定変更が可能です。
    • CO₂削減量や削減電気量、削減電気料金が把握できます。
  • より大きな削減効果が見込める
    ピークカット
    • 夏冬の最も使用電力の多い時間帯の電力削減を行うピークカット機能(デマンドコントロール)で基本料金を大幅に削減することが可能となります。
    • 空調機器の出力が短時間に集中しないよう電力量の自動制御を行います。
    • 真夏で暑くなり過ぎたなど、お客様や弊社コールセンターにてクラウド上から空調系統ごとの制御調整も可能です。
Ai-Gliesを導入すると、業務用エアコンの室外機を季節・気候に合わせた
自動制御で使用量料金を削減し、最大デマンド値を抑えることで基本料金を削減できます。
- デマンドコントロールで基本料金を削減 -
契約電力が高圧の場合、基本料金は1年の内、最も電力を使用したわずか30分間の需要電力で決まってしまいます!
  • デマンド=30分間で決まる!
    高圧契約の中で契約電力500kW未満のお客様は、当月を含む過去1年間の最大デマンドが契約電力となります。
    最大デマンドの抑制が基本料金の低減につながります。
- Ai-Gliesを導入すると -
ピークをカットし、使用電力量を平滑化することで基本料金を削減します。
- 節電制御で使用量料金を削減 -
使用量料金を削減しつつ、快適な室内環境を実現!
季節・気候(外気温度・湿度による不快指数)に合わせ1年中空調設備の出力調整をキメ細かく行い、快適な室内環境を実現するとともに、使用量料金を削減します。
季節ごとに自動で設定変更(制御例)
  • 外気がすごく寒い時とすごく暑い時は制御を弱めて冷暖房をしっかりと動かします。
  • 春・秋や夏の早朝、冬の昼過ぎ等の気候が良い時は、制御を強めて節電を強めます。
  • 夏は室温が上がりやすい上層階の制御を弱め、冬は室温が下がりやすい下層階の制御を弱めます。
自動制御でキメ細かい制御を実現
外気の不快指数の変化を監視し、室温が変化する前に下記の8段階の中から最適な条件を判断し、エアコンの節電レベルを自動判別しコントロールします。そのため、使用量料金を削減しつつ、制御時の暑すぎる・寒すぎるなどが無い快適な室内環境を実現します。
※冷暖房と約3分間の送風を交互に行うことにより、電気使用量が削減され使用量料金の節約につながります。
- クラウドで電気の見える化と故障検知 -
デマンドコントロールの状態は、専用クラウドサーバで管理され、ブラウザソフトで監視が可能です。ブラウザ上で監視することにより、省エネ意識を共有できます。
  • Ai-Glies監視画面について
    デマンド値、予測デマンド値、外気温から算出された不快指数が表示されます。
    また、Ai-Gliesで制御した場合としなかった場合を比較したCO₂削減量、削減電気量が閲覧可能です。

    ※クラウド画面は開発中の画面となり、実際と異なる場合があります。
- ソーラー駆動無線ユニットで工事費を削減 -
特許出願中
機器間はLoRa無線を使用し、情報取集や制御を実施していますので、機器間の通信線の配線や工事を大幅に削減できます。
また、屋外に設置する機器はソーラーパネルを搭載しているので、電源供給が不要となります。
無線とソーラーボックスの採用により、工事費用の削減や工事期間の短納期を実現しています。
Contact Us
ご購入前の商品・サービスに関するご質問・ご相談など、お問い合わせはこちらから
View Contact Info